3.6.2 マスクレジスタ
書き込みマスク適用時には、対応するエントリが 1 なら書き込みを行い、 0 なら書き込みを行わない。 ゼロフラッシュマスク適用時には、対応するエントリが 1 なら何もせず、 0 なら書き込み前に値を 0 にする。 「ワード方向」の意味はマスク作用時に選択できるマスク作用語長によって異なる。 マスク作用語長が長語のとき、 1 サイクルでPE内データパスを通る 2 長語について、MSB側 1 長語を 4 半語とみなして 4 ビットのフラグを対応させてマスクを作用させ、LSB側 1 長語には干渉しない。 マスク作用語長が 2 長語のとき、同じ 2 長語について、 4 単語とみなしてマスクを作用させる。 アドレス0: All 1 (書き込みマスクについては常に書き込みを行う、演算器ゼロフラッシュにおいては
一切ゼロフラッシュを行わない)
アドレス 16 以降:アドレス値の下位 4 ビットがそのまま、上位ビットから順に各サイクルのマスクフラグになる。 ワード方向にはすべて同じ値である。
書き込みマスクとゼロフラッシュマスクは同時に指定可能である。ただし、それぞれで異なるエントリを読み出すことはできない。